コアフォース(本社東京都、小村富士夫社長)が提供するCRMシステム「LTV―Lab(エルティービーラボ)」に対し、アパレル事業者からの引き合いが増えている。商品を見た人やカゴに入れたけれども購入していない人に対し、メールやLINEでアプローチして商品購入につなげている。アパレル事業者と共同でセミナーを実施するなど、使用事例に対する口コミ効果でクライアント数が増えている。
「LTV―Lab」は、カートシステムと連動して顧客にメール配信/ステップメール配信ができるCRMシステム。購入商品や金額、購入期間などから顧客をセグメントして、最適な顧客にメール配信やステップメール配信(無制限)ができる。
メールやLINEを配信するタイミングは、クライアントが独自に設定。ただ、カゴに入れたケースでの対応や、お気に入りに入れたときの対応など、基本的なパターンは用意している。
「ネットショップによるタイムセールで金額が変わったり、商品在庫がなくなりそうになったりすると、自動的にアラートのメールやLINEが行く仕掛けについては結構引き合いが多い」(野口学夫取締役)と説明する。
既存契約者を対象としたCRMの勉強会「LTV大学」は、クライアントから評価されている。3カ月に1度のペースで、初級・中級・上級のクラス別に開催している。「クライアントであるネットショップさんの数値を使ってセミナー形式で行っており、かなり満足度は高い」(同)と自負している。
「LTV―Lab」を利用しているのは約1200ショップ。約半数を化粧品・健康食品のEC事業者が占めている。アパレルは約3割、それ以外は食品や雑貨を取り扱うショップとなっている。
【Eコマース業界地図 「CRM編」特集】 コアフォース〈「LTV―Lab」〉/アパレルから需要増/未購入者にLINE、メール
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