【Eコマース業界地図 「CRM編」特集】 ユミルリンク〈「Cuenote」〉/「カートリマインド」提供開始/導入後、CVR4倍に

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 阪急阪神東宝グループのユミルリンク(本社東京都、清水亘社長)は6月13日、メール配信「Cuenote(キューノート)」シリーズにおいて、カートに入れた商品が購入未手続のまま残る「かご落ち」をメールで知らせるリマインド機能を付加した「カートリマインド」の提供を始めた。
 従来は他社のシステムと連携することで実現してきた機能を独自開発することで新機能として提供していく。
 キューノートを利用するEC企業は、発行されるタグをカート内容表示ページに埋め込むことで利用できる。カゴ落ち商品の画像は自動取得され、在庫情報との連動も可能だ。配信する間隔は、カート放棄の発生検知から最短15分から設定することができる。
 効果測定機能として、全体の売り上げ額に加え、カート放棄の発生状況、リカバリーされた率や時間軸での配信、リカバリー状況を管理画面から確認することができる。売り上げとカートの放棄状況はオプション契約なしで利用できる。
 そのほか、標準搭載の「集計ツール」を活用し、商品単位での分析や効果測定も可能。商品ごとの通常売り上げ額とリカバリーされた金額が確認でき、マーケティング施策の設定に役立てることができる。
 標準搭載のHTMLエディターで、商品画像やクリックするとリンク先に移行するボタンを活用した訴求力の高いリマインドメールを送ることができる。ユーザーは、画像を含む商品情報や在庫情報を自動取得でき、一通で最大5点までのかご落ち商品の掲載が可能だ。
 ある大手アパレルECでは、通常のメルマガと比べてCVRは4倍を越えるなどの売り上げ向上につなげているという。
 CRMにおけるメール配信の役割について、「多くのECサイトでは、ユーザーのメールアドレスを取得しており、より多くの人にアプローチできる点が優位だ。CRMの面では、ブランディングやお客さまとの関係構築(エンゲージメント)に貢献できるツールとなっている」(ユミルリンク)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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