【Eコマース業界地図 「CRM編」特集】 E―Grant〈「うちでのこづち」〉/マーケ支援導入にも力/来期までに導入率30%目標

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北川健太郎COO

北川健太郎COO

 E―Grant(イーグラント、本社東京都、向徹社長)は、通販向けの分析型CRMツール「うちでのこづち」を提供している。同社はツールの提供にとどまらず、分析から、コンサルティングまで、顧客のニーズに幅広く対応するサービスを提供している。
 同社のCRMツールを導入している累計約500社のうち、約10%を占める40~50社が、同社のマーケティング支援のコンサルティングを利用しているのだという。20年12月期までに、この比率を30%に引き上げることを目指している。
 「ヤフーのウェブ広告規制などもあり、広告出稿のハードルは高くなる一方だ。通販・EC事業者にとっては、新規顧客の獲得が難しくなる傾向にある。CRM施策を見直すことにより、既存顧客のLTV向上や、優良顧客の育成を図る事業者が増加しているように感じる」(北川健太郎COO)と話す。
 同社は今後、CRMツールの提供とマーケティング支援の2本柱でサービスの訴求を行っていく考えだ。事例を基にセミナー講演などで認知拡大を図っていく方針だという。
 「『既存顧客の継続率をどれだけ引き上げるか』というのは、どの事業者にとっても切実な課題。19年に入ってからは特に、マーケティング支援の依頼をいただくケースが多くなった」(同)と話している。

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