【Eコマース業界地図 「ECサイト構築サービス編」特集〈パッケージ〉】 コマースニジュウイチ〈「Sell―Side Solution」〉/大規模EC構築に強み/新バージョンで引き合い増加

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村松史朗部長

村松史朗部長

 コマースニジュウイチ(本社東京都、粕谷吉正社長)が提供するECサイト構築パッケージ「Commerce21 Sell―Side Solution(SSS、コマースニジュウイチセルサイドソリューション)」は、大規模ECサイトを多数構築してきたノウハウが強み。昨年4月、マイクロサービス指向の新バージョンを発売したことで、開発パートナーからの引き合いも増えている。
 チャネルやデバイスの多様化、システム連携のニーズ拡大に対応するため、マイクロサービス指向を目指した。高負荷への耐性向上と、コストの最適化を両立した拡張性の高いシステムとなっている。
 「旧バージョンから新バージョンにリプレイスしたある導入企業さまは、データベース使用率が10分の1以下に低下した。使用率が下がったことでデータベースのスペックを落とし、コストを半額以下に削減している」(製品技術部・村松史朗部長)と話す。
 マイクロサービス志向の構造を採用したことで、大手システムインテグレーター(SI)やコンサルティング会社などからの問い合わせが増加した。先進的なウェブサービス会社が採用している構造のシステムをクライアントに提案したいパートナーから反響を集めている。
 「SIさんなどがマイクロサービス指向のアーキテクチャーを求めるのは、EC化率が上がる中、さらにクライアントの成長を支援したくても、レガシィなシステムに限界を感じているから。5、6年後の成長を見据え、マイクロサービスというトレンドのアーキテクチャーを採用したいというニーズは高まっている」(同)と話す。

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