本紙はこのほど、EC企業約200社に対して、新型コロナウイルスの影響に関してアンケート調査を実施、63社から回答を得た。アンケート調査では、「コロナ禍でEC売上高はどう変化したか」について聞いたところ、回答企業の91%にあたる57社が「伸びた」と回答した。「今後1年間のEC売上高は前年比でどのように変化するか」という質問に対しては、回答企業の74.1%に当たる46社が「伸びる」と回答した。「コロナ収束後もEC利用が定着する」旨の回答をした企業が多かった。
■「EC利用は継続」の声多く
「今後1年間のEC売り上げ」が「やや伸びる」と回答した企業からは、「コロナの前に比べ、ユーザーの買い物の仕方も大きく変わっており、コロナが収束しても大きくは変わらない」(オフィスコム)、「巣ごもりの環境下において、通販の利便性が認識された」(ニッピコラーゲン化粧品)、「コロナ収束後は、リアルで体験し、購入はECで、という流れになるのではないか」(HEAVEN Japan)などといった意見が聞かれた。
(続きは、「日本ネット経済新聞」6月10日号で)
【市場予測】 リアル需要の回復で反動の懸念も/〈緊急アンケート調査! 続くコロナ禍 EC市場景況感〉EC売上、74%が「伸びる」
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