健康コーポレーション/医薬品事業に参入/新会社設立し通販事業開始

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健康・美容関連商品通販の健康コーポレーションは6月5日、医薬品などの製造販売を行う新会社を6月中に設立すると発表した。今夏には医薬品の通販を開始し、16年4月以降には医薬品やサプリメント、化粧品の開発にも着手する。同社は事業ドメインを「自己投資産業」とうたっている。医薬品事業に参入することにより、消費者の自己投資のニーズに応えられる販売体制の構築を目指す。 
 同社は6月中にも新会社を設立し、8月には医薬品のネット販売を開始する予定だ。同社が築いてきた通販の顧客網や販売ノウハウを活用し、売り上げ拡大を図る。さらに、17年3月期以降に、独自の化粧品やサプリメントを開発・販売する事業をスタートさせる計画を持っている。将来的には製薬事業者を買収し、医薬品も自社で開発できるようにしたいという。
 同社は15年2月に発表の中期経営計画で、医療分野への参入の意向を表明していた。肉体改造ジム「RIZAP」(ライザップ)ではすでに、医療機関と提携の上、健康診断とジムのトレーニングをセットで提供するサービスを開始している。
 中期経営計画では21年3月期の連結売上高を、15年3月期実績の約8倍に当たる3000億円にまで拡大させようとしている。自己投資産業において成長を加速させるためにも医薬品事業を早期に軌道に乗せたい考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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