大手ネット各社が中古品の買い取り販売サービスを強化している。カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループでネット事業を手掛けるT―MEDIAホールディングス(T―MEDIA HD)は6月1日、ブランド品オークションサービス「スマオク」を展開するザワット(本社都)と中古品売買事業での業務提携を締結。アマゾンは6月3日、本を1冊からでも無料で集荷して買い取るサービスを開始した。
T―MEDIA HDはザワットとの提携で、エンターテインメント情報やライフスタイル情報などを発信する「T―SITE(ティーサイト)」で、オークションサービス「スマオク」を提供することにした。
「スマオク」は個人間(CC)取引のオークションで、午後9時から5分間限定で開催する。「スマオク」を運営するザワットは、CCCグループが今年初めて開催したベンチャー企業向け支援プログラムの審査会において審査員特別賞を受賞したサービスで、受賞企業で最初の業務提携企業となる。
T―MEDIA HDはベンチャー企業向け支援プログラムを通してこうした協業企業を増やし、「T―SITE」のサービスを充実化している。その一環として、中古品売買サービスを開始した。
アマゾンは本を1冊からでも買い取り可能とするサービスを始めた。集荷費用は無料。ユーザーはサイト上で約100万タイトルの和書、洋書の買い取り価格を事前に確認できる。買い取りセンターで本を受け取ってから24時間以内に査定と支払いが完了する仕組み。本の状態などで買い取りできない商品は無料で返送する。
(続きは「日本ネット経済新聞」6月18日号で)
アマゾン、CCC、ブックオフ/中古品流通を大手が強化/アマゾン、本を1冊から無料で集荷
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