北の達人コーポレーション/請求金額11億円強/はぐくみプラスへの損害賠償

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 化粧品や健康食品のECを手掛ける北の達人コーポレーションは2月17日、はぐくみプラスへの損害賠償請求金額を、当初の1億円から11億1800万円強に変更したことを明らかにした。訴訟上明らかにされた証拠を検討したところ、損害額の変更を決めた。同日付で「訴えの変更申立書」を東京地裁に提出した。
 北の達人コーポレーションは18年2月7日、はぐくみプラスに対して品質誤認表示・信用毀損行為の差し止め、品質誤認表示の抹消、虚偽の事実を記載した文書の回収、および13億7994万円の損害賠償のうち一部である1億円の支払いを求め、東京地裁に訴訟を提起した。
 はぐくみプラスが販売している「はぐくみオリゴ」のオリゴ糖純度を100%と表示する行為が、品質誤認表示に該当すると主張している。
 北の達人コーポレーションが販売している「カイテキオリゴ」について、はぐくみプラスが「カイテキオリゴはオリゴ糖100%じゃない、はぐくみオリゴはその点良品で100%」などの虚偽の事実を述べる行為が、信用毀損行為に該当すると主張している。
 訴訟証拠を検討した結果、はぐくみプラスの行為により被った損害額は11億1844万3444円になると判断。損害賠償請求金額を同額に変更した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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