現代ギター社/不正アクセスで情報流出/ECサイト再開は未定

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 ギター雑誌などを出版する現代ギター社(本社東京都、櫻井正樹社長)は1月7日、クラシックギターのECサイト「GGインターネットショップ」が第三者による不正アクセスを受け、クレジットカード情報などが流出した可能性があると発表した。現在、ECサイトは停止し、再開の目処は立っていないという。
 流出した可能性があるカード情報は133件で、項目は「カード名義人名」「クレジットカード番号」などの4項目。個人情報も1万9328件が流出した可能性があり、「氏名」「性別」「郵便番号」など8項目になるとしている。
 利用者からサイトの不具合についての問い合わせを受け、19年10月24日にサイト管理会社とともに調査を行い、サイトから情報が漏えいした可能性が判明した。11月22日に、第三者機関による調査が終了し、カード情報と個人情報が流出し、一部利用者のクレジットカード情報が不正利用された可能性も確認したという。
 情報流出の原因について、同社は「サイトの脆弱性につけ込み、第三者が不正アクセスし、ペイメントアプリケーションの改ざんが行われた」と説明。
 今後は、「セキュリティと監視体制を強化し、再発を防止する」とコメントしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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