EC決済代行大手のSBペイメントサービス(SBPS、本社東京都、榛葉淳社長、(電)03―6889―2131)は20年1月をめどに、同じソフトバンクのグループ会社が提供する、QRコード決済「PayPay(ペイペイ)」のオンライン決済を提供すると発表した。SBPSを通じて決済を導入している企業は、自社ECサイトに「ペイペイ」を導入することができる。
これまで「ペイペイ」は、実店舗の他、ヤフーショッピングやヤフオクなどの一部のECモールでしか利用できなかった。SBPSが「ペイペイ」の提供を開始することで、12万件以上の加盟店ECサイトに、「ペイペイ」を導入できるようになったとしている。
SBPSによると、「ペイペイ」を自社ECサイトに導入することで、新規顧客の獲得が期待できるという。ペイペイは18年から「100億円あげちゃうキャンペーン」などを行い、ユーザーの獲得に注力してきた。「ペイペイ」のユーザーは19年11月時点で2000万人以上となっている。
「ペイペイ」のユーザーにはECを普段利用しないという層も一定数いると考えられている。「ペイペイを自社ECサイトに導入すれば、ECを使ったことのない顧客も獲得できる可能性がある」(SBPS営業本部・長田直樹部長)と話している。
SBペイメントサービス/ペイペイを自社ECで/ソフトバンクグループ
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