楽天/酒類は対象外に/「共通の送料無料ライン」を改定

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 楽天は11月28日、「楽天市場」の出店者向けに「共通の送料無料ライン」において酒類は対象外にすることを明らかにした。酒税法に「赤字販売をしてはいけない」というルールがあることなどを考慮し、酒類の除外を決めたという。出店者からのヒアリングなどをもとにルールの見直しを行ったもようだ。
 楽天は出店者に「共通の送料無料ライン」の規約ガイドラインを改定する案内を一斉送信した。出店者の任意で酒類は「共通の送料無料ライン」から除外できるようにした。
 対象外とする商品は、配送方法で「宅配便[特定送料]」(仮)を設定するように促している。「宅配便[特定送料]」(仮)の項目は、来年2月中旬に提供する。
 地域別に異なる送料を徴収する目的で同一商品を複数登録することを禁止しているが、3980円未満の商品については禁止対象外にするルール変更も案内した。3980円未満の商品では「本州向け」「九州向け」など、商品を分けて送料を価格に上乗せできる。
 20年の3月中旬に「共通の送料無料ライン」を導入する。今後も細かいルールを変更する可能性がある。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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