プロロジス/アプリを共同開発/倉庫内作業の進捗など可視化

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 物流不動産の開発などを手掛けるプロロジス(本社東京都、山田御酒社長、(電)03―6860―9107)は11月12日、物流ソリューションプロバイダーのITスタートアップ企業、KURANDO(本社東京都、岡澤一弘社長)と業務提携を締結、倉庫内業務を可視化するアプリ「ロジメーター」を共同開発したと発表した。
 「ロジメーター」は倉庫内における作業内容をタブレットに登録することで、リアルタイムで作業進捗(しんちょく)の把握が可能になるシステム。
 これにより、作業進捗に応じたレイバーコントロール(作業量に合わせた人員配置)や生産性の分析、作業改善につなげることができる。導入企業は初期投資なしで利用できる。
 「ロジメーター」はまず、プロロジスが開発した物流施設「プロロジスパーク」に入居するカスタマー企業を中心に、プロトタイプ版を提供する。
 その後、実際に使用した企業からフィードバックを得て、機能の改良と充実化を図り、来春には完成版を製品化してKURANDOが提供を始める予定。
 庫内作業の現場では、検品、梱包、ピッキングなど、さまざまな工程が手作業で行われている。WMS(倉庫管理システム)がフォローできない作業も多く存在する。
 そうした場合、レイバーコントロールのために各作業の進捗状況をホワイトボードなどに手書きして管理。作業終了後、エクセルなどに入力・集計するケースが多く、煩雑で膨大な時間がかかっている。
 これらの作業は入居カスタマーにとって大きな負担となっている。しかし、自社でシステム化するには膨大な初期投資が必要になる。
 プロロジスは、シンプルな操作で安価に利用できるシステムをKURANDOと共同開発することで、物流現場における管理者の負荷軽減や、庫内オペレーションの効率化をサポートする。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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