〈アリババ独身の日〉 初出店で日商3000万も/事前PRの多角化で明暗

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 今年も総売上高が過去最高を更新したとされる、アリババグループの「独身の日(W11)」(11月11日開催)だが、「天猫国際(Tモールグローバル)」や中国国内の「天猫(Tモール)」に出品する日本企業の多くも、今年は順調に売り上げを伸ばしたようだ。コンタクトのエース(本社東京都)は、19年8月に天猫国際に初出店したばかりだが、11月11日の1日だけで約3000万円を売り上げた。カルビー、花王、ポーラといった大手も、前年を上回る売り上げを上げたようだ。一方で、「例年に比べあまり振るわなかった」という声も一部に聞かれた。独身の日に向けた事前PRの手法に、成否を分けるポイントがあったようだ。
 国内で「クイーンアイズ」のブランドで展開するエースは、8月に天猫国際に初出店した。主力商品はカラーコンタクトレンズだ。W11に向けては、KOLにPRを依頼するなどしたという。独身の日の日商は3000万円弱。「大手外資系企業を抜いて当社がカラコンで1位を記録したのではないか」(同社)としている。

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月21日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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