ワールド/リユース市場を開拓/サブスク企業を子会社化

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 ワールドは10月25日、高級バッグのサブスクリプションレンタルサービスを手掛けるラクサス・テクノロジーズ(ラクサス、本社広島県、児玉昇司社長)を子会社化すると発表した。株式の取得価額はアドバイザリー費用などを含め43億4200万円。株式譲渡実行日は11月6日を予定している。両社で顧客基盤の連携などを図りながら、リユース市場を開拓する。
 ワールドがグループとして保有する600万人の会員情報や、リユース事業で築いた顧客基盤を、ラクサスと連携する。顧客基盤を相互補完し、事業の一層の成長につなげる。
 ワールドの実店舗やECモールとも連携し、リユース事業を通して得た調達チャネルを提供する。ラクサスの顧客接点を拡大させる。
 ワールドはM&Aを強化している。18年にはブランドアパレル商品を取り扱う「RAGTAG(ラグタグ)」を運営するティンパンアレイを買収。同年、ファッションのレンタルサービスを手掛けるオムニスを持分法関連会社化している。
 ワールドはラクサスに100億円規模の資金援助を行う。児玉社長は引き続き社長を務める。拠点や名称に変更はない。
 ラクサスの19年7月期の業績は、売上高が前期比24.7%増の13億7900万円だった。営業利益は500万円、経常利益は3300万円、当期純利益は3600万円。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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