キンライサー 19年7月期/前期比11.3%増収/新規事業が奏功

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 給湯器の販売や施工を行うECサイト「キンライサー」を運営するキンライサー(本社神奈川県、森崇伸社長)の19年7月期の売上高は前期比11.3%増の33億5000万円だった。新規事業である、リフォームやエコキュートの販売が好調だったことが増収の要因となった。
 同社は以前から、水回りを中心とするリフォーム事業を展開していたが、顧客から依頼があった場合のみ施工を行う程度だったという。18年10月以降、営業マンや施工員の雇用を拡大、リフォームの営業を本格化させていった。
 18年10月の時点では西日本エリアのみで営業を行っていたが、19年6月には関東エリアでもリフォーム事業の展開を開始した。19年7月期のリフォーム事業の売上高は、前期比で3倍になったという。18年10月には、エコキュートの販売も開始した。19年7月期は合計で500台のエコキュートを販売したという。同社の主力商品である給湯器の販売件数は、前年並みの1万8000件前後だったとしている。
 「本来はもっと売り上げが伸びる予定だった。前期は広告の予算を削った。そのため、年間で一番売り上げが確保できるはずの、5月と6月の売り上げが伸び悩んだことが反省点だった」(佐藤営業部長)と話している。20年7月期の滑り出しも順調。19年8月度は、過去最高の売上高を記録したとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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