さかいやスポーツ 19年6月期/EC売上高10.9%減/メーカーが商品供給停止 [前文]

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 登山用品の販売を手掛ける、さかいやスポーツ(本社東京都、酒井利徳社長)の19年6月期のEC売上高は、前期比10.9%減となる9億8000万円だった。18年6月期のEC売上高は約11億円。18年に大手アウトドアメーカーmont―bell(モンベル)と、パタゴニアが小売EC事業者への商品供給を停止したことが減収要因となった。
 さかいやスポーツはモンベルとパタゴニアの正規取扱店。18年9月、モンベルが小売EC事業者への卸をやめた。モンベルからは停止の数カ月前から予告があった。
 同11月には、パタゴニアがアマゾンや楽天市場などプラットフォーム型の通販をやめた。「自社ECサイトでの販売はできるが、型番商品を自社の力のみで売り切るのは難しいものがある。アマゾンなどのプラットフォームで、本来の価格から離れためちゃくちゃな値段で商品を販売している事業者もいる。それを止めようとするメーカー側の動きも分かる」(営業・通信販売事業部・金子圭一部長)としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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