アスクル/少数株主の議決権数公表/再任否決の候補が賛成多数

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 アスクルは8月5日、定時株主総会の取締役選任における、大株主であるヤフーとプラスを省いた議決権数を公表した。その結果によると再任が否決された岩田彰一郎前社長や前社外取締役の戸田一雄氏、宮田秀明氏、斉藤惇氏はいずれも賛成票が反対票を上回っていた。アスクルは少数株主の意思とは異なる結果になったことを「改めて遺憾である」と表明した。
 大株主2社の議決権を省いた岩田前社長への賛成割合は75.74%だった。前社外取締役への賛成割合はいずれも90%を超えている。賛成割合は戸田氏が95.58%、宮田氏が94.65%、斉藤氏は93.19%だった。
 再任を否決された前取締役4人の少数株主による賛成割合は、ヤフーやプラスから出向している社外取締役を上回っている。賛成割合は、ヤフーの小澤隆夫氏が68.52%、プラスの今泉公二氏が68.58%だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ