ECサイト構築大手のecbeing(イーシービーイング、本社東京都、林雅也社長、(電)03―3486―2631)は7月30日、靴販売大手のエービーシー・マート(ABCマート)とオムニチャネルの戦略パートナーとして提携したと発表した。中堅・大手企業の1200サイト以上を構築してきたecbeingのノウハウを生かし、ABCマートのオムニチャネル戦略に関わる企画から運営まで広範囲に支援する。
ecbeingは10年から、ABCマートが運営するECサイトの構築・運営を支援している。ECサイトだけでなく、実店舗で在庫がない場合に商品を顧客宅に直送するサービス「iChock(アイチョク)」や、店舗スタッフ向け在庫確認アプリ「sNAVI(エスナビ)」の構築も支援してきた。
今回の提携により、(1)スマホを中心にしたECの利便性向上(2)EC×店舗による在庫有効活用と店舗受け取りサービスの拡充(3)sNAVIによる接客サービスの向上─の3点を重点にABCマートのサービス向上を支援する。
ABCマートの野口実社長は、「昨今の急激なECの成長と実店舗との連携について、ecbeingとはさまざまな取り組みに挑戦し、成果を上げてきた。今後のABCマートの発展においてオムニチャネル戦略が一層重要になる中で、ecbeingと手を携えて顧客サービスを磨き上げたい」と話す。
ecbeingの林社長は、「ABCマートは『iChock』をはじめ、ECと店舗の連動において大きな成果を上げている。今後、さらに最新テクノロジーを活用することで、パーソナライズした利便性の高いオムニチャネルを展開し、消費者のライフスタイルに大きな影響を与えていくだろう」と語る。
ecbeing/ABCマートと提携/オムニ戦略パートナーに
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。