楽天/コーナン商事と提携/357店舗にポイント導入

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楽天の三木谷浩史社長(写真右)とコーナン商事の疋田直太郎社長

楽天の三木谷浩史社長(写真右)とコーナン商事の疋田直太郎社長

 楽天は3月27日、ホームセンター事業を展開するコーナン商事とポイントサービス「楽天ポイントカード」において提携すると発表した。コーナン商事が運営する全357店舗にサービスを導入。コーナン商事は4月1日、ポイントサービスの提供を始めた。加盟企業を拡大することで、「楽天ポイントカード」の普及につなげる考えだ。
 「楽天ポイントカード」を導入している企業は現在約70社。18年における「楽天スーパーポイント」の発行数は約2500億ポイントで、今年は40〜50%増加する見通しだ。
 3月27日に開いた説明会で楽天は「ポイント提携だけでなく楽天グループの人工知能(AI)力やデータ、すべてを総合的に使ってバックアップする。オンライン・オフラインでのパートナーとしてやっていきたい」(三木谷浩史社長)と話した。
 コーナン商事は17年8月に「楽天市場」に出店した。今回の提携には、楽天市場の会員を店舗に送客する狙いがある。
 コーナン商事の疋田直太郎社長は「さらなる事業拡大のために、顧客層の拡大、特に若い人たちの取り込みが課題。圧倒的な会員数とポイント発行量を持つ楽天とポイントカードで提携することで、若い人たちにアピールできると考えている」と説明した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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