〈中国EC法の影響〉 インバウンドに大打撃/越境EC収益はまだら模様

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 19年1月1日に施行された中国電子商取引法(EC法)が、国内企業の中国向けの商品販売に大きな影響を与えている。最も影響を受けているのがインバウンド。花王やMTGは、決算発表で、直近の四半期の業績不振の要因の一つとして、インバウンド需要の急減を挙げている。EC法の施行に伴う課税強化を嫌って、中国人ソーシャルバイヤーらの活動が鈍化しているようだ。施行前には、「インバウンド需要の減少を補うように、正規品の越境ECはむしろ伸びる」と予測する識者が多かったが、現時点では、こちらもまだら模様のようだ。19年1月度の中国向け越境EC売上高が、前月比で2倍以上に伸びたという企業がある一方で、減収になったという企業も複数ある状況だ。ただ、中長期的には、中国向け越境EC市場が伸びていくと見る識者が少なくないようだ。

(続きは、「日本ネット経済新聞」3月7日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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