ミスミグループ本社 第3四半期/流通事業は14.8%増収/品ぞろえ・販路拡大が要因

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 設備関連部品や消耗品のBtoB ECサイト「MiSUMi—VONA(ミスミヴォーナ)」の運営を行うミスミグループ本社は、19年3月期の第3四半期(18年4—12月)における、ECを含む流通事業「VONA事業」の売上高が前年同期比14.8%増の1096億4200万円となった。同事業の営業利益は同43.4%減の45億7700万円だった。
 品ぞろえの拡充と販路拡大を進めたことが増収の要因だとしている。
 19年1月時点のグローバルでの商品数は、前年同時期比10.6%増の2600万点となった。消耗品や、工場で使用する製造副資材(製品化の工程に必要とされる製品の一部の資材)を中心に商品点数を増やしたという。
 国内外で販路の拡大が進んでおり、特にアジア地域の伸長が著しいという。
 営業利益が減少したのは、ITシステムの設備更新のための先行投資を増加させたためだとしている。
 「商品数の拡大に対応できるようITシステムの設備投資を拡充し、ユーザーに不便が生じないようにしている」(広報チーム・チーフディレクター城地泰仁氏)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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