キンライサー 19年7月期/20%増収の見通しに/SEO対策で月400〜500件の問い合わせ

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 給湯器の販売・工事を行うウェブサイト「キンライサー」を運営するキンライサー(本社神奈川県、森崇伸CEO)は19年7月期の売上高が、前期比19.6%増の36億円前後で着地する見通しであることを明らかにした。同社の18年7月期の売上高は前期比62.1%増の30億800万円だった。
 同社の強みはSEO対策にある。給湯器に関するキーワードで検索された際に、常に上位に表示されるようにしているという。同サイトを見たという人からの電話での問い合わせは、月平均で400〜500件ある。そのうち、150〜200件程度が見積もりの依頼だという。「ネット上では、他社と見積金額を比べられることもよくある。ネット上の取引に対して消費者が感じる不安を払拭することが大切」(森CEO)と話す。
 利用者の不安を解消するため同社では、工事完了後の顧客に答えてもらったアンケートの内容をサイト上に掲載している。「消費者からいただいた声を直接的に掲載することにより、信用力を高めるようにしている」(同)と話す。
 同サイトへの問い合わせが、工事の成約に至る率は45%。問い合わせ件数が増えても率に変動はないとしている。
 18年10月以降から、給湯器以外の商材の取り扱いも始めた。特に、エコキュートの商材の伸びが顕著だとしており、19年1月度のエコキュートの単月売上高は2000万円だったという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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