(一社)日本クレジット協会(所在地東京都)は1月11日、賀詞交歓会を開催。杉本直栄会長はあいさつで、キャッシュレス社会の実現に向けた展望を表明した。18年6月に改正割賦販売法が施行されたのを受け、セキュリティー対策の推進も会員らに呼び掛けた。来賓としては経済産業省の藤木俊光審議官が登壇しあいさつを行った。
杉本会長は19年10月の消費増税に伴い導入される、キャッシュレス決済によるポイント還元にも言及。18年7月に設立されたキャッシュレス推進協議会と同協会が一体となって、キャッシュレス化をリードしていく意気込みであることを話した。
経産省の藤木審議官も「東京五輪に向けてキャッシュレス化をさらに広めたい」と抱負を述べた。25年に大阪で万博が開催されることにも触れ、「万博開催までに、キャッシュレス決済比率を現在の20%から40%に引き上げることを目指す」と語った。キャッシュレス化推進のためには、消費者にキャッシュレスが安心・安全であることを周知することが肝要であるとも話した。
日本クレジット協会/「キャッシュレス社会へ」/賀詞交歓会で杉本会長が抱負
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