ベンチャービットスクウェア/年内めどに破産申請/負債総額は約4億8000万円

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 カー用品などをECで販売するベンチャービットスクエア(本社宮城県、佐藤優希社長)が、年内をめどに破産申請を行う準備をしていることが、このほど分かった。ECサイトは10月末で閉鎖している。同社は、過去に楽天市場で「ショップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)」を受賞するなど、有力店舗だった。帝国データバンク仙台支店によると、負債総額は約4億8000万円としている。
 同社のECサイトには12月10日時点で、「ベンチャービットスクウェア株式会社は、2018年10月31日をもちまして事業を停止し、自己破産申請の準備に入りました」と表示されている。連絡先として表示されている弁護士事務所に連絡すると、「年内か年明け早々に裁判所に破産申請を行うことを予定している。それまで破産申請に関することはコメントできない」としている。
 同社の破産申請の準備に関して、EC業界からは、「当社とも取引があった店舗なので、驚きだ」(ECコンサル企業社長)「EC店舗のビッグネームがまさか」(EC広告運用企業社長)といった驚きの声が上がっている。DIY用品のECを運営する大都(本社大阪府)では「配送会社の運賃の値上げといった物流コスト上昇の影響があるのではないか。小売り型のEC店舗の運営が厳しくなっていることを象徴する事件だ」(山田岳人社長)と話している。
 同社は13年と14年に楽天市場の「ショップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)」を2年連続で受賞したことがある店舗だ。本紙推定の17年12月期の同社のEC売上高は、50億円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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