〈国内ライブコマース〉 アクセス数2倍の企業も/ヤフーは販促企画で利用促進

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カイトが「ライブコマース祭り」で配信した動画の延べ視聴者数は2199人だった

 物販を目的とした動画を生配信するライブコースを活用し、集客につなげるEC企業が増えている。ヤフーは7月25日、販促企画「ライブコマース祭り」を開催、59店舗が参加した。参加店舗の中には、サイトへのアクセス数が動画配信を始める前と比べて2倍になった企業もある。今年2月から動画配信を始めたソフマップ(本社東京都、渡辺武志社長)は、配信頻度を高め、自社サイトへのアクセス数を増やした。ただ現状は、売り上げ拡大よりもマーケティングツールとしての利用価値が高いようだ。


■203店が活用
 ライブコマースを始めるには、二通りの方法がある。「ヤフーショッピング」など機能を提供しているプラットフォームを活用するか、システム会社のサービスを導入するかだ。「ヤフーショッピング」の出店者のうち、203店舗がライブコマース機能を活用している(8月20日現在)。
 ヤフーは7月25日、販促企画「5のつく日」の一環として「ライブコマース祭り」を実施した。午前10時から午後10時59分までの間に、59店舗がライブコマース動画を配信した。ヤフーとしては利用者や出店者に対するライブコマースの認知拡大につなげる狙いがある。
 商品ジャンルは食品や化粧品といったリピート商材からアパレル、自転車まで多岐にわたった。同企画における流通額は開示していないが「企画で初めて動画を配信した店舗で、継続活用している店舗もある。企画を機に利用店舗が増加している」(ヤフー・広報)と説明する。
 「ヤフーショッピング」にECサイト「レディースシューズDecorate」を出店するカイト(本社大阪府、新井光代社長)は、今年4月からライブコマース機能を活用している。同企画の参加店舗の一つだ。毎日午後12時から30分間、1~2商品を紹介する動画を生配信している。
 カイトが7月25日に配信した動画の延べ視聴者数は2199人だった。同日におけるヤフー店の売り上げは、1日の平均売上高のおよそ2倍となる約20万円だった。購入画面の備考欄に指定ワードを入力した顧客に対する割引セール企画が奏功した。
 自ら動画に愛称「山ちゃん」で出演するカイトの善山恭裕氏は「日ごろの配信では、プライベートな出来事を共有するなど顧客との交流を大切にしている。サイトの集客力向上につながっており、アクセス数は前の年と比べて1.5倍~2倍で推移している」と機能活用の効果を説明する。

(続きは、「日本ネット経済新聞」09月13日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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