ニッセン/後払い決済の新会社/9月、ベリトランスと合弁

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ニッセン(本社京都府、羽渕淳社長)は8月27日、デジタルガレージの子会社で決済事業を手掛けるベリトランス(本社東京都、篠寛社長)と、後払い決済事業の合弁会社を設立すると発表した。新会社はニッセンの後払い決済事業を引き継ぎ、両社のノウハウを生かして事業拡大を図る。9月中にも設立し、10月からサービスを提供する。
 設立するのは「株式会社SCORE(スコア)」。資本金は1億円で、出資比率はニッセンが51%、ベリトランスが49%となる。代表権のある社長には、ニッセンの北原光氏が就任する。
 ベリトランスはマルチ決済サービスを提供しているが、後払い決済は自社構築せず、クライアントにはパートナー企業の後払い決済を紹介していた。
 ニッセンは後払い決済を「@(後)払い」の名称で自社展開し、与信情報やスコアリングシステムを保持している。
 ニッセンの後払い決済ノウハウと、両社が持つ1万6500社超の顧客基盤(ニッセン1500社、デジタルガレージグループ決済事業部門1万5000社超)を活用した事業展開によって、後払い決済事業の拡大につながると判断。合弁企業の設立を決めた。
 新会社による数値目標は公表していない。ニッセンの17年度、後払い決済事業の取扱高は約500億円となっている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ