ネット広告や通販事業についてコンサルティングを行う、売れるネット広告社(本社福岡県、加藤公一レオ社長、(電)092—834—5520)は7月9日、同社の通販支援のノウハウである「確認画面後でアップセル」について、特許権を取得したと発表した。同社の加藤社長は、「自社の知財・ノウハウをしっかり守っていくことは、”パクリ文化”を変える一歩になる」と話している。
特許権を取得したのは、同社が提供する単品リピート系商材に特化したASPサービス「売れるネット広告つくーる」のメイン機能である「確認画面後でアップセル」。健康食品や化粧品といった単品リピート系商材のECで、顧客が申し込みフォームの入力後に上位商材のオファーを出して、顧客に定期購入や本商品の申し込みを促すという施策だ。
同社は17年5月、リピート通販支援のFID(本社東京都)が、「確認画面でアップセル」を、FIDが提供するサービスの概要や仕様説明で無断掲載していたとして、FIDを商標権侵害の差し止めなどを求め福岡地裁に提訴していた。18年4月には、FIDがサービスの説明画面の文言を修正したことや、FIDのサービスを用いて制作したECサイトのデザインを変更したことを受けて、売れるネット広告社はFIDと和解していた。
売れるネット広告社/カート機能で特許取得/「パクリ文化を変える一歩に」
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。