アマゾンジャパン/日用品・食品でPB拡充/大手メーカーと共同開発も

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アンファーと共同開発したPBのシャンプー

アンファーと共同開発したPBのシャンプー

 アマゾンジャパンは7月11日、同社のプライベートブランド(PB)について、食品や飲料、日用雑貨、清掃品といった消費財の品ぞろえを拡充していくことを明らかにした。6月から展開しているPB「SOLIMO(ソリモ)」では、ヘアケア用品のアンファー(本社東京都)などの大手メーカーと共同開発した商品を展開していくことも発表した。
 同社では2016年、同社初の消費財のPBとして、天然水やレトルト食材をラインアップする「HAPPY BELLY(ハッピーベリー)」の展開を開始。現在では、清掃用品のPB「PRESTO!(プレスト)」や、ベビー用品のPB「mama bear(ママベアー)」など、5ブランドから約60品目を展開している。
 6月から展開を始めた「ソリモ」では、アンファーの他に、食品メーカーのはごろもフーズや、カミソリメーカーのシックジャパンの親会社のエッジウェルパーソナルケア(本社米・ミズーリ州)と共同開発した商品を展開している。同ブランドは7月31日まで、Amazon有料会員の「プライム会員」限定で販売する。同社は今後も「ソリモ」ブランドで、さまざまなメーカーと、食品や日用品分野において商品開発を行い、ダブルブランドで展開していくとしている。
 かつてアマゾンジャパンに在籍し、現在はAmazonの出品者支援を行っているアグザルファ(本社東京都)の比良益章社長は、AmazonのPB拡充について「Amazonは今後、売れ筋商品を中心として、真似できてしまうあらゆる商品分野にPBで参入していき、顧客の囲い込みを図ることになるだろう。Amazon以外のEC事業者には顧客満足度をさらに高める独自の商品展開が求められるようになる」と今後の見通しについて話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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