スタートトゥデイ17年4―9月期/商品取扱高38.3%増/店舗数増加、購入者数も拡大

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 スタートトゥデイの17年4―9月期(中間期)における商品取扱高は、前年同期比38.3%増の1196億円5600万円となった。主力のアパレルに加え、アウトドアやペットなど新規ブランドの出店数が増加。クーポン施策やCRM施策、後払い決済の利用推進なども順調に推移した。購入者数が継続して拡大している。
 ファッションECモール「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」の商品取扱高は、同39.9%増の831億9100万円だった。17年9月末時点の出店数は、前年同月末比29店増の1016店となった。
 16年10月から17年9月まで年間購入者数は、前年同期比32.5%増の696万3986人と拡大している。
 同モールにおける中古品の商品取扱高は、同27.2%増の65億5800万円。16年4―9月期よりも伸び率が鈍化した理由について、「倉庫の効率化を図るため、プロセスを含めて大きく改善を行っており、買い取りアイテムの点数が減少している」(IR)と説明する。
 CRMシステムを活用したプロモーションや、お薦め商品の提案も効果を発揮している。後払い決済サービスの利用も広がり、新規顧客獲得に奏功したという。
 純第2四半期の商品取扱高におけるスマホ売上比率は80.4%となり、初めて80%を超えた。スマホサイトの利便性向上や、スマホアプリの浸透などが利用率を伸ばしている。
 中間期の売上高は同35.3%増の426億9400万円、当期純利益は同18.5%増の95億5100万円だった。18年3月期は、売上高が前期比30.9%増の1000億円、当期純利益は同30.3%増の222億円を計画している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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