百貨店の松屋は3月21日、中国向けの越境ECサイトを開設した。ベビー用品や化粧品など約700品目をそろえた。訪日中国人客にリピート購入を促したり、現地での販促を強化することで売り上げ拡大を目指す。
松屋は越境EC支援のAzoya International(Azoya)の支援を受けて越境ECを開始する。中国人向けの自社ECサイトを開設することで松屋ブランドの認知拡大も図る。
中国の大手SNS「Wechat(ウィーチャット)」のQRコードによる連携機能を活用して、店頭で訪日中国人とのつながりを促進する。帰国後もウィーチャットを通してコミュニケーションを図ることで、越境ECサイトの利用を促す。
「中国客の帰国後のリピート購入促進を目的として越境EC事業に取り組む」(今井幸夫執行役員顧客戦略部長)と話す。
現地での販促や受注後の商品発送、カスタマーサポートはAzoyaが代行するという。
松屋/中国に越境EC/訪日中国人のリピート購入促す
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