BEENOSの子会社で海外向けの発送サービスを提供するtenso(テンソー、本社東京都、直井聖太社長)が、海外に日本の商品を広めるためのサービスを拡大している。9月から、海外発送サービス「Buyee(バイイー)」において、台湾のユーザーが現地のセブン―イレブンで商品を受け取れるサービスを開始。このほか、輸出をしたい国内企業と国際輸送業者のマッチングサービス「okurun(オクルン)」も開始した。
tensoは台湾を強化エリアとしている。1年前に日本のネット通販の海外発送代行サービス「転送コム」において、台湾のファミリーマートと提携し、ユーザーが店頭で商品を受け取れるようにしていた。
台湾では〝コンビニの密集度合い〟や〝外食が盛んな文化〟などを背景にして、通販のコンビニ受け取り利用が進んでいるという。
「バイイー」でセブン―イレブンとの提携が始まったが、今後も両サービスで提携先のコンビニチェーンを増やしていきたい考えだ。台湾向けの発送数を前年の2倍に拡大したいとしている。
「転送コム」は日本語が読める外国人や海外に住む日本人が利用するケースが多い。一方、「バイイー」は翻訳機能や海外向けの決済手段も豊富なことから、外国人による利用が多いという。
(続きは、「日本ネット経済新聞」10月13日号で)
tenso/海外発送サービス拡充/コンビニ受取、輸送業者とのマッチも
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