Hamee/CtoC事業に参入/物々交換アプリの提供開始

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無料のスマホアプリで利用者獲得

無料のスマホアプリで利用者獲得

 スマホ用品ECのHamee(ハミィ)は9月5日、スマホアプリを通して本やソフトを物々交換できる無料サービスの提供を開始した。CtoC(個人間)事業を通してユーザーの嗜好性などのデータを収集、将来的に収益化を図る考えだ。
 物々交換アプリ「Spirale(スピラル)」の対象商品は本やDVD、ゲーム。アプリのスキャン機能を用いて商品のバーコードを読み込むと商品情報を自動入力し、簡単に出品できる。商品を他のユーザーに提供することによって得た交換券を用いて商品を取得できる仕組み。
 利用料は無料のため、同サービスで得られる収益はない。ただ、「マネタイズ(収益化)できる選択肢はいくつかある」(広報)と話す。
 サービスの利用者数が増えることで、嗜好(しこう)性などのデータを収集できると考えている。将来的には一部サービスの有料化や広告の挿入なども検討する。
 「既存のEC事業やネットショップ一元管理システム『ネクストエンジン』などのプラットフォーム事業以外の柱となる新規事業には今後も取り組んでいく」(同)としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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