日本通運/越境支援、本格開始/アリババグループと業務提携

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 日本通運(日通)は8月2日、越境EC支援を本格的に開始することを明らかにした。中国ECモール最大手のアリババグループと業務提携し、8月からアリババグループの越境ECサイト「T―MALL国際(天猫国際)」出店者への物流サービスを提供する。
 アリババグループで物流プラットフォームを運営する菜鳥網絡(ツァイニャオネットワーク)と、今年4月1日付で業務提携を締結。「天猫国際」に出店する企業に対し、日本での国内輸送および中国までの国際輸送サービスを提供する。
 業務提携先の菜鳥に対しては、輸送経歴情報などの提供や、輸送貨物の通関に関する情報を連携する。
 具体的には、菜鳥と出店者、日通を電子データ交換(EDI)で結び、千葉・成田にある日通の輸出拠点を、菜鳥の外部倉庫と位置付ける。受注管理や通関情報、輸送経歴情報、運賃決済情報を連携することで、「天猫国際」出店企業の販売活動を支援する。
 日通と菜鳥は昨年9月、国際輸送に関する業務提携契約を締結。日通は昨年11月11日の「独身の日」、1万6000件の梱包、出荷、輸出業務を手掛けた。
 この実績が評価され今年4月、菜鳥とあらためて今年度の業務提携を締結したという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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