キタムラ16年3月期/EC関与売上2.6%減/デジカメの販売不振が響く

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 キタムラの16年3月期のEC関与売上高は、前期比2.6%減の419億円だった。主力商品であるデジタルカメラの売り上げ減少が響いた。店頭でタブレットを用いて商品の取り寄せ販売を行うなど、ECの仕組みを活用した販売促進の成果は出ているという。
 ネット注文だけでなく、店頭でタブレットを通して商品を取り寄せ販売した注文もEC関与売上高に含めている。期初予想ではEC関与売上高480億円を目標としていたが、デジカメの販売不振などが響き減収に転じた。
 商品の受け取り場所別では、宅配商品の売り上げが同1.5%減の117億円、店舗受け取り商品の売り上げは同3.0%減の302億円だった。
 店頭でのネット会員獲得に注力しており、着実に会員数は増えているという。カメラの販売だけでなく、フォトプリントなどの利用も促進することにより、17年3月期のEC関与売上高は前期比10.8%増の470億円を目指す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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