25年3月末までに、原則すべてのECサイトが導入することを求められている「EMV3―DS(3Dセキュア2.0)」に関して、一部のカード会社が、「EMV3―DS」を通して「低リスク」と判断された注文のオーソリ率(決済成功率)を下げる運用をしている可能性があることが分かった。複数の決済関連ツールのベンダーが明らかにした。「EMV3―DS」を導入したECサイトで、クレジットカードの注文の審査が通らないケースが増える恐れがある。EC加盟店にとっては、コストをかけてセキュリティー対策を導入した挙げ句、コンバージョン率が下がるという負の連鎖に陥る可能性がある。
■加盟店には三重苦
ある「EMV3―DS」を導入したEC加盟店によると、
(続きは、「日本ネット経済新聞」3月20日号で)
<EMV3―DS> カード会社がオーソリ率下げる?/大幅なコンバージョン率低下の可能性(2025年3月20日号)
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