佐川急便の持ち株会社であるSGホールディングス(本社京都府、栗和田榮一会長)は5月6日、16年からスタートした3カ年の新中期経営計画(新中計)を明らかにした。それによると、海外事業基盤を強化してグローバル物流ネットワークを構築。グループ横断の営業戦略を基軸としたグループ連携の強化にも取り組む。その一環としてEC関連では、越境ECの整備や決済事業の拡充を図る計画だ。最終年度の営業収益は1兆円、営業利益は620億円を目標に設定した。
3月21日からスタートしている新中計は、デリバリー事業依存からの脱却を図るため、第2、第3の主力事業構築を目指す。経営ビジョンは「アジアを代表する総合物流企業グループへ」を掲げている。
具体的には(1)総合物流ソリューションの進化と生産性向上による持続的成長基盤の整備(2)海外事業基盤の強化と国内事業の一体展開によるグルーバル物流ネットワークの確立(3)物流周辺事業のバリューアップと最適化119643などを挙げた。
(続きは「日本ネット経済新聞」5月19日号で)
SGホールディングス/海外事業を強化へ/新中計、越境ECや決済も
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。