JECCICA/大賞は「中道農園」/サイトデザインの審査会を初開催

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 一般社団法人ジャパンEコマースコンサルタント協会(JECCICA、事務局東京都、川連一豊代表理事)は4月21日、「ECサイトデザイン大賞2016」を初めて開催した。事前の選考を通過した6サイトが、サイトのこだわりや強みをプレゼンテーションで発表。JECCICAの理事講師の審査と、参加者の投票により大賞を決定した。大賞となるダイヤモンド賞は、米や玄米を販売する「中道農園」(本社滋賀県)が受賞した。

 「ECサイトデザイン大賞」は拡大を続けるEC市場で、生活のインフラとなっているECをより豊かなものへと導き、「より良いデザイン」を推奨したいというテーマのもと、開催を決定した。
 PC・スマホサイト、SNS、ブログなどが評価対象。事前の選考では、色使い、写真・動画、キャッチコピー、プロモーションとのマッチング、コンセプトの明確化、情報量、表示速度など17項目で評価した。
 最終選考には、「中道農園」のほか、宇治茶を使った菓子などを販売する「伊藤久右衛門オンラインショップ」、日本の工芸品や食器を販売する「日本デザインストア」、子供服を中心としたアパレルショップ「マミージュエルボックス」、そば粉を製造・販売する「カガセイフン」、楽器用シールドケーブルを販売する「nudecable(ヌードケーブル)」の6サイトが残った。
 プレゼンテーションではサイト運営会社や、サイトを運営代行している支援会社が登壇。商品情報を充実させたコンテンツや、商品が生活シーンに溶け込むようなイメージの写真で広告費をほとんど使わずにSNSで拡散して売り上げを拡大させた事例などが紹介された。
 ダイヤモンド賞の「中道農園」は200年にわたって米作りを手掛ける農家。8万平方メートルの広大な農園で、農薬や化学肥料を使用しない有機栽培の米を販売している。サイト制作は10年以上AISHA(アイシャ、本社大阪府)が手掛けており、プレゼンテーションには両者が登壇した。

(続きは「日本ネット経済新聞」4月28日・5月5日合併号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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