消費者庁/食品のネット販売表示を議論/16年秋に取りまとめる

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消費者庁は、インターネットで食品を販売する際の表示に対する意見をまとめる懇談会を立ち上げる。今年4月に施行した「食品表示法」に関する検討会では、食品のネット販売に対する規制について意見があったものの、現行法には具体的なルールが盛り込まれていない。所管する食品表示企画課では「これまでの積み残しになっている課題について意見を聞き、法律に盛り込むかどうか検討したい」と話す。
 食品表示法では、これまで所管が異なっていた「JAS法」「食品衛生法」「健康増進法」など食品表示に関わる法律が一本化された。同法を議論してきた「食品表示一元化検討会」では、カタログ通販やネット通販について「検討会とは別に、専門的な検討の場を設けて検討を重ねる」としていた。
 12月4日に立ち上げるのは「食品のインターネット販売における情報提供の在り方懇談会」。ネット通販事業者などから意見を聞き、16年秋をめどにとりまとめを行う予定だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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