ビックカメラ 15年8月期/グループEC売上減収に/大幅増収の14年8月期下回る

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ビックカメラの15年8月期連結業績におけるネット通販売上高は前期比4・0%減の660億円だった。14年8月期は消費増税の駆け込み需要などで大幅にネット通販売上高を伸ばしたこともあり、15年8月期は減収に転じたという。
 ビックカメラは14年8月期連結業績において、EC売上高を前期比25・6%増と大きく伸ばしていた。15年8月期は、「全体的な消費が落ち込み、その影響を受けてネット通販売り上げも落ちた。特に地方の落ち込みが大きかった」(広報IR部)と話す。
 全体業績における売上高も前期比4・5%減となった。
 期初には15年8月期のEC売上高を800億円以上に拡大する計画を掲げていた。ネット通販事業ではこれまで、品ぞろえを拡充するとともに、自社サイトだけでなく、ECモールにも積極的に出店するなどして、売り上げを伸ばしてきた。
 今春には、グループ企業の統合ECシステムを稼働させ、ECにおける在庫管理を一本化した。
 ビックカメラだけでなく、コジマやソフマップなど子会社のEC売り上げも伸ばす計画だったが、最終的には減収に転じた。

(続きは日本ネット経済新聞 10月22日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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