アマゾンジャパンは10月7日、販売事業者向け融資「Amazonレンディング」の新サービスとして、追加融資時に既存のローンを借り換えすることができるリファイナンス型ローンの提供を開始した。同日に、アマゾンのアカウントで通販サイトのログインや決済を可能にする「Amazonログイン&ペイメント」のサービス導入社が200社に達したと発表した。「FutureShop2(フューチャーショップツー)」などのサイト構築システムとの連携を進めており、9月以降の導入が加速している。
必要に応じた仕入資金調達
「Amazonレンディング」は、販売事業者がより多くの在庫を保有してアマゾンでの売り上げを拡大するために、14年2月に開始した。「レンディングの利用者数と利用者の売り上げも増加傾向にある」(星健一セラーサービス事業本部長)と話す。
アマゾンの販売事業者が出品作業で利用するシステム「セラーセントラル」の最初の画面で「Amazonレンディング」を紹介している。申し込みから全ての手続きがオンラインで完結でき、売り上げから自動で返済の引き落としができる簡潔さが好評という。
リファイナンス型ローンとは、既存ローンの完済前でも審査基準を満たせば、継続して借り換え型ローンが利用できるというもの。これにより、販売事業者は必要に応じた仕入れ資金の調達ができるようになる。
また、これまでは返済期間を3カ月と6カ月で提供していたが、同日から12カ月のプランも追加した。
(続きは日本ネット経済新聞 10月15日号で)
アマゾン/販売者に借換ローン提供/ID決済は200社が導入
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