中国のEC最大手アリババグループは11月1日に開催する「独身の日セール」に向け、日本製品の取り扱い拡大を図っている。越境ECモールに出店する日本企業の誘致を積極化。同グループのBtoB卸サイトでは、中国企業に日本製品の取り扱いを促している。1年で中国EC市場が最も盛り上がる「独身の日セール」を前に、日本製品の取り扱いを増やし、昨年を上回る流通総額を目指している。
アリババグループは今年3月、越境ECモール「天猫国際」に、日用品ECの爽快ドラッグ(本社東京都、小森紀昭社長)や、化粧品ECのアイスタイルを誘致。中国でも人気の高い、日本製の生活用品や化粧品の取り扱いを拡充させた。
日本製品の取り扱いをさらに促進するため、同グループは10月28日、BtoB卸サイト「1688.com」において日本企業と中国企業をマッチングする1日限定の大型イベントを開催する。イベントに合わせて日本企業に出品を促し、中国企業が仕入れられる日本製品を大量に紹介する予定だ。日本製品を仕入れた中国企業が「独身の日セール」で販売することを想定している。
(続きは日本ネット経済新聞 10月8日号で)
アリババグループ/「独身の日」の流通総額拡大へ/日本製品の取扱増やし、販売促進
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