【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第480回 <ドライフルーツ専門ECサイト「王様のおやつ」> 果物農家をCFで支援し商品化、ECを開始(2024年11月21日号)

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王様のおやつドライフルーツ・いいものセレクション

王様のおやつドライフルーツ・いいものセレクション

 岡山県倉敷市のレインボー・カフェ・プロジェクトは、医療・一般企業・福祉事務所といった異業種間の協同組合であり、障害者の自立支援を目的に活動している。ここで製造している無添加ドライフルーツのオリジナルブランドを、ECサイト「王様のおやつ」にて販売。健康志向の人を中心にリピーターを増やしている。反響や広がりなどについて、マネージャーの綾部小百合氏に聞いた。

◆きっかけ・特徴

 レインボー・カフェ・プロジェクトは、異業種間でタッグを組み、福祉事務所だけでは難しい設備の充実や、一般マーケットで通用する商品開発・宣伝・販売拡大支援を行っている。ブランド立ち上げのきっかけは、新型コロナの影響による製造受注の激減だった。
 「2020年の緊急事態宣言で観光がストップし、組合の大手取引業者からの受注もほぼストップ。組合存続の危機に陥りました。同時期に、岡山県産の果物が大量に余って行き場を失い、お付き合いのあるイチゴ農家から助けてもらえないかと相談を受けました。そこでクラウドファンディングを立ち上げ、全国299名、350万円の支援を手元に『無添加・半生食感のドライフルーツ王様のおやつ』を商品化。EC販売を開始しました」
 岡山・瀬戸内周辺の果物農家と提携し、果物本来のおいしさと無添加にこだわっているのが特徴だ。
 「果物産地でもある岡山県で丁寧に育てられた果物の恵みを、独自ノウハウのセミドライ製法で閉じ込めました。果物本来の栄養・風味・色合い・食感を極力残し、無添加・無着色で砂糖・甘味料も不使用。お子さまからご年配の方まで安心して召し上がっていただけます」


◆用途・目的

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月21日号で)

<運営会社概要>
【運営】協同組合レインボー・カフェ・プロジェクト
【ショップ開設時期】2020年4月
【EC運営人数】3人
【ショップ形態】自社ショップ
【導入システム】BASE
【配送委託先】日本郵便、ヤマト運輸
 ※OEM製造については応相談

綾部小百合氏

王様のおやつミニ(和紅茶セット)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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