【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第167回 アウトドアウェア専門ECサイト<devadurga>/登山家の経験生かした独自アイテムが人気

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島崎仁志氏

島崎仁志氏

 鹿児島県奄美大島の染色技術「泥染」をブランドモチーフにした、アウトドアウェアブランド「devadurga(デヴァドゥルガ)」。奄美生まれのディレクター・島崎仁志氏は、登山家としても活動中。その知識と数々のアパレルブランドでの経験を生かし、独自のアイテムを制作・販売している。商品へのこだわり、反応、売れ行きなどについて聞いた。


●コンセプト
 泥染めは1300年の伝統を持つ世界に類をみない染色方法で、大島紬を特徴づける要素としても知られている。ブランド立ち上げの際、主軸となるものを考え、「泥染めウェア」を考えついたという。
 「アウトドアのカテゴリーの中で、『アウトドア=自然』という点に着眼しました。泥染めは化学染料を使わず、自然の材料のみで染色します。『自然でしか作れないもの=泥染めウェア』を、奄美から日本中、そして世界に向けて発信したいと思いました。マイナス何度の世界では使用できないかもしれませんが、自然と共存する中での商品作りを展開したいと考えています。『devadurga』とは、古代、サンスクリット語で世界最高峰の山、エベレストを指していた言葉。20歳の頃に本格的な登山に目覚め、『いつか世界の頂上、エベレストに登りたい』と思ってきたことから、ブランド名にしました」

●商品の特徴・こだわり
 商品は、泥染め、藍染めのTシャツやパーカーをはじめ、小物にも奄美の素材を使うなど、独自のこだわり商品がずらりと並ぶ。
 「小物などは、基本的に奄美の職人さんにお願いしています。奄美の自然で育った『赤木』『琉球松』を使ったアクセサリーや、陶芸家の方と共同制作したカップなど、この地でしか作れないもの、環境に配慮したアイテムがこだわり。メード・イン・ジャパンというより、メード・イン・奄美を分かりやすく表現したデザインになるよう心掛けています。

(続きは、「日本ネット経済新聞」3月30日号で)

古着Tシャツのパターンを再現した「染めTシャツ」

泥染めと藍染め「EARTH SOX」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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