【強い通販化粧品会社になるために~基礎講座Q&A】◇112◇ テストのたびに新たな課題が出てきます(2025年2月27日号)

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【Q】


 新規獲得も既存リピート育成も、なかなか良い成果が出せていないのが現状です。テスト展開をいろいろとやってみるのですが、そのたびに新たな課題が出てきて、その対応に追われており、根本原因にアプローチできていないのが問題だとは思っているのですが、手が回らない状況です。(中堅通販会社)

【A】マーケティング戦略の不在を克服して、基本戦略をブレさせない!



◆他社を真似る!?

 さまざまな通販化粧品会社さまのお話をお聞きすることが多いのですが、時々「おや?」と思うことがあります。その一つが、他社の施策情報を取り入れて、当たり企画を真似したがることです。
 もちろん他社の情報を知ることはとても大事なことです。しかしそれは単純に真似するためではありません。他社と自社は、商品も異なれば、お客さまも異なり、訴求内容も、コンセプトも異なるので、単純に同じことをしても当たるはずはないのです。そのため情報はもっと俯瞰で見た大きなくくりで捉えるべきで、単純に真似することは邪道と言えます。
 自分たちの主張やコンセプトを、自信をもって前面に打ち出すことこそ最も大事なことなのです。つまり、真似る前に、自分たちの「強み」をアピールすることが大切だと思います。一時の施策だけを真似て、短期間の成果を上げることよりも、もっと長期的視点で将来の価値を上げるために、自分たちの「強み」をアピールし続けた方が、強い勝者になれるのです。


◆テストの数字で決める!?

(続きは、「日本流通産業新聞 2月27日号で)

<プロフィール>
 鯉渕登志子(こいぶち・としこ)氏 アパレル業界団体、カネボウファッション研究所を経て(株)フォー・レディーを設立。化粧品通販を中心に「女性のための女性による広告制作」を手掛けている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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