【ヒットの予感】 <若年層女性向け頭皮と髪のケア「イクモアキュート」> SNSとリアルで販促強化(2024年10月3日号)

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イクモアキュート「ヘアケアエッセンス」(右)と「オーロラヘアマスク」

イクモアキュート「ヘアケアエッセンス」(右)と「オーロラヘアマスク」

 女性用商品の企画・開発・販売を行うプルチャーム(本社東京都、田島一貴代表)は今年7月より、若年層の女性に向けた頭皮と髪のケアシリーズ「イクモアキュート」を展開している。
 現在、頭皮のケアに特化した「ヘアケアエッセンス」と、髪のダメージを補修する、洗い流すタイプの「オーロラヘアマスク」を販売している。さらに、11月には洗い流さないタイプのヘアトリートメント「ミルキィオイル」も発売する。既存商品と合わせて、年内は販売促進を強化する方針だ。
 これらの商品は、小学生から10~20代の若年層の女性をターゲットとしている。
 田島代表は以前から、ニュースやヤフー知恵袋で度々話題に上がる、若年層の女性の頭皮や髪の悩みに注目していたという。
 「若いうちから育毛したいと考える女性が増え、頭皮ケアのニーズはかなり高まっていると感じる。従来の『うねり』『パサつき』という悩みにも対応しつつ、若いうちから日常的に頭皮ケアができる商品ラインアップを考えた」(田島代表)と話す。
 社員自ら幾度となく施策を重ね、商品の効能や香り、テクスチャー、パッケージにもこだわっているという。
 「自分たちが作りたいものを作れるOEM企業と協力している。他社と同じようなものを作っても意味がない」(同)と自信を見せた。
 ブラウザでの検索よりSNSで情報を収集する習慣が強いZ世代に向けて、TikTokなどを駆使して訴求していく考えだ。
 「大学生くらいになればドラックストアで自発的に育毛商品を買ったり、クリニックに行ったりできるが、もっと若い方は商品を探したり、購入するのが難しい。インフルエンサーの力も借りつつ、若い方でも始められる『イクモアキュート』を知っていただければと思う」(同)と話す。
 渋谷や新宿などでポップアップストアを開設する計画もある。ブランドの認知拡大とともに、まずは商品に触れてもらう機会を作りたい考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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