【ヒットの予感】 大ヒットシリーズの新商品〈「SOY MEAT」〉/大豆ミートのドッグフード(2021年9月23日号)

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新商品の「SOY MEAT(ソイミート)」

新商品の「SOY MEAT(ソイミート)」

 ドッグフードのサブスクや、ペットメディアの運営を行うPETOKOTO(ペトコト、本社東京都、大久保泰介社長)は22年春、大ヒットの「PETOKOTO FOODS」シリーズから新商品「SOY MEAT(ソイミート)」を発売する。大豆ミートを中心に、ヒューマングレードの新鮮な国産食材のみを使用。高タンパク低コレステロールのため、ダイエット中の愛犬にも最適なドッグフードだとしている。
 21年10月からは、同商品のモニターテストを開始する。20人を対象に、4種類の大豆ミートを無償で提供。モニター結果を基に改良を重ね、正式発売を目指すという。
 ドッグフードのサブスク「PETOKOTO FOODS」は20年2月から展開しているサービス。21年8月には商品の製造個数が500万個を超えるなど、注目を集めている。
 「PETOKOTO FOODS」で販売する各商品は、従来のドッグフードとは違い、国産食材をスチーム加熱し、瞬間冷凍している。そのため、食材本来の見た目や栄養を保ちつつ、保存料なども無添加になっているという。
 各商品の開発に当たっては、最新の栄養学の知見を取り入れたとしている。20年5月末時点で世界に95人しかいない「米国獣医栄養学専門医」の資格を持つ、ニック・ケイブ獣医師と共同開発したという。米国飼料検査官協会の提唱する成分配合を満たしており、全年齢・全犬種で利用できる総合栄養食になっている。
 植物肉の世界市場規模は年々拡大しているという。ペットフード業界においても同様で、ヴィーガンフードの市場は急拡大している。20年から28年にかけて、市場規模が倍増するという予測もあるようだ。ペットフードの新たな形として、植物肉が定着していきそうだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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