タイセイ／ヒト幹細胞化粧品発売／サブスクプランのラインアップそろう

　浄水器メーカーのタイセイ（本社福岡県、耳塚仁美社長）は７月２１日、ヒト幹細胞培養液を使ったオールインワン化粧品を発売した。タイセイが３月にスタートさせた、回帰水整水器の定額利用サービスを商材とするネットワークビジネス「タイセイライフプラン」の副商材がそろった形だ。同日には東京・銀座で、会員向けのヒト幹細胞化粧品の研修イベントが行われた。イベントには１５０人が参集した。
　ヒト幹細胞化粧品「ザ　プレミアムセラム　オールイン」には、乳歯から採れる歯髄（しずい）由来の幹細胞培養上清液を配合。植物の細胞から採取・培養した幹細胞培液なども配合している。歯髄幹細胞には細胞の増殖能力を高める効果があるのだという。歯髄幹細胞培養上清液には、皮膚のターンオーバー改善の効果が期待できるとしている。
　同商品には皮膚浸透技術「ｎａｎｏＰＤＳ（ナノピーディーエス）」を採用している。美容成分をより深い角質層に浸透させる働きをするという。
　７月２１日のイベントでは、幹細胞と再生医療に詳しい医師が基調講演を行った。タイセイライフプランの会員は、基本的な幹細胞の働きや、歯髄幹細胞の特徴などについてトレーニングを行った。
　イベントにはタイセイの耳塚信夫会長も登壇。タイセイが商品を供給するグリーンプラネットと、タイセイライフプランの二つのネットワークビジネスについて、タイセイの中で事業部制を新たに採用したことを発表した。「タイセイライフプランで活動すれば、安定収入を目指すことができる。事業部制を導入することにより、どこに出しても恥ずかしくない商品づくりをさらに追求していく」と話した。