家電ECサイト「ECカレント」を運営するストリームは3月13日、15年1月期の連結決算を発表した。売上高は前期比21・9%増の203億4400万円となり、4期ぶりに増収に転じた。当期純利益も4期ぶりに黒字に転換した。主力のEC事業が好調に推移したほか、14年2月にネットワークビジネスを展開するエックスワン(本社東京都、齊藤勝久社長)を子会社化したことが増収増益に寄与したという。
15年1月期連結業績におけるネット通販事業の売上高は同27・7%増の187億500万円だった。
15年1月末時点のECサイトの商品点数は、14年1月末に比べて34・7%増の1万5483品目になった。豊富な品ぞろえを武器に販促を強化したことにより、商品分野別の売上高は、パソコンが前期比157・9%増、家電が同35・4%増、デジタルカメラが同25・4%増と拡大した。
同社は14年1月、第三者割当増資で総額6億円を調達した。調達資金の一部を用いて、在庫を拡充したり、システムを強化したりしている。システムを整備し、仕入れ先と商品データの連携を進めたことにより、取扱商品数を飛躍的に増やすことができたという。
子会社化したエックスワンの15年1月期の売上高は17億円だった。14年11月にダイエットサプリの新製品を投入し、同12月には幹細胞コスメの販売を開始した。会員外の商品販売も強化。一部の商品を、都内の免税店に卸したり、ECサイトで販売したりしている。
(続きは本紙3月19日号で)
ストリーム 15年1月期/4期ぶりに増収・黒字化/EC事業好調、M&Aも奏功
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