モデーアジャパン/カスタマーの売上比率が増加/北米・欧州市場は急速に拡大

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モデーアジャパンの大井盛夫社長

モデーアジャパンの大井盛夫社長

 モデーアジャパン(本社東京都、大井盛夫社長)は4月9日、来日した米国モデーアのアスマ・イサクCEOを交えた「メディアラウンドテーブル」を都内で開催した。日本市場の業績や北米市場など、グローバルの状況、新製品の計画を解説した。
 ソーシャルマーケター数とカスタマー数の比率を、17年4月と19年3月で比較した。ソーシャルマーケター数は13%から8%に減少したものの、カスタマー数が87%から92%に増えたという。
 売り上げ比率でも、63%を占めていたソーシャルマーケターによる売り上げが19年には37%となった一方で、カスタマーによる売り上げは27%から63%に拡大し、売り上げ比率が逆転した。
 大井社長は「カスタマー数が増えればビジネスは安定する。カスタマーの売り上げ7割、ソーシャルマーケターによる売り上げ3割を目指したい」との意欲を示した。
 今期の新製品戦略として、ブレインフーズ「モデーア ロジック テトラブレンド」と、ボディマネジメントドリンク「モデーア トリム」の新フレーバー、チョコレート味を投入する。6月2日にパシフィコ横浜で開催する「ソーシャルリテール カンファレンス」で発売する。
 今秋には、リキッドバイオセルの技術を応用したシリーズ製品として、美容液「リキッドバイオセル スキン」を発売する予定だ。

■プラン変更しタイトル獲得者が急増

 18年5月に導入した新コンペンセーションプランの状況についても言及した。プランを変更してから9月以降に、カスタマーを紹介するプロモータータイトル獲得者数と、ビジネスメンバーであるビルダータイトル獲得者数が大幅に増えているという。
 順調に推移しているのが、エクセレンスプログラムだ。アクティブ店舗数は550店に増加した。4月以降、休眠会員に対して、1日限定でオープンするショップ「POP UP SHOP」へ誘導するDMを発送する計画で、全国展開していく。6月には、埼玉県春日部市の7店舗の顧客を対象にしたショップをオープンする予定。
 フェイスブックサイトでは、24時間限定のシークレットキャンペーンとして、製品セットをライブ配信して販売しているほか、新規会員向けにビジネスの進め方などを解説していることを報告した。

■北米市場は2桁増収、欧州は3桁増収に成長

 米国モデーアのアスマ・イサクCEOは、グローバルの業績を明らかにした。
 モデーア最大のマーケットである米国とカナダの北米市場は、前期比11.1%増を達成し、欧州が3桁増の同530.6%増、オーストラリア・ニュージーランドが同41.1%増と好調だった。
 また、2019年12月期の第1四半期では、17年度の同時期と比較して、北米が同107.6%増、欧州が同881.6%増、オーストラリア・ニュージーランドが同84.7%増とそれぞれ成長を見せている。
 成長の要因として、イサクCEOは「グローバルチームとしての経営によって、一貫した業務が進行できた」と述べた。
 09年12月期は、カナダに大きな投資をするほか、新製品の発売と販売ツールの拡充に努めるとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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