ネスレ日本/動物病院と提携しEC/ペット療法食のプラットフォーム構築

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 ネスレ日本(本社兵庫県、高岡浩三社長)は6月、動物病院と提携し、BtoBtoCのECプラットフォームを構築する。ネスレ日本と提携する動物病院の獣医が、ペットの飼い主に、専用アプリへの登録を促す仕組み。登録すると飼い主は、アプリからネスレ日本のペット用療法食を購入できるようになる。飼い主は獣医から、適切な療法食の提案を受けることもできる。動物病院にとっては飼い主に、病院への再来院を促すことができるというメリットがある。
 ネスレ日本では「飼い主、当社、病院の3者にとってメリットがある仕組み」だとしている。
 同プラットフォームは、ネスレ日本が展開するペット用療法食「ピュリナ プロプラン ベテリナリーダイエット」の拡販を図るため構築する。全国の動物病院に医薬品の卸販売を行うDSファーマアニマルヘルス(本社大阪府)が、提携先の動物病院の開拓を担当する。
 飼い主が専用アプリから注文した商品は、ネスレ日本から配送される。
 ネスレ日本によると、ペット療法食を、獣医による適切な指導なく飼い主が与えてしまうケースが増えているという。同社が動物病院と提携することにより、適切な療法食の提案と、動物病院の顧客の囲い込みが実現できるとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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